自己肯定感が低い次女と二人きりだけで話していた時。
やたら「自分が天国にいったらどんな感じなんだろ」
「自分が地獄に言ったらどんな感じなんだろう」と。
天国、地獄がどんな感じかの質問ならわかるのですが、
わざわざ「自分」を主語にしているので、どうしてか?お母さんの目の前から消えたら悲しいよ。逆にお母さんが明日いなくなったらどうする?と伝えたら
「お母さんが、居なくなったら、自分もいなくなる。包丁持ってくる。」
お父さんや姉、弟がもっと悲しむよ?
「なんで?家族から好かれていないと思うよ」って。
非常にショックでした。言葉になりませんでした。
ADHD疑いのある小学校2年生の次女。
すぐに何か嫌なことがあると
「自分はいなくてもいい」「ああ、死んだ」が口癖。
か、かなぎり声をあげる。ひどいと、弟を叩く蹴る、私のことも叩く。
1年生の秋から不登校気味ではあったけれども、2年生になり支援学級になったおかげか、遅刻しながらでも学校に通えるようになったので、私も主人も疲れていると思っていました。
時に、長女が、何にもなくてもからかったり悪口を言ったりしてしまうのですが、そのたびに本気に受け止めてしまって、かなぎり声をあげたりネガティブ発言、弟に八つ当たりをしてしまいます。
小さいころから、基本、姉の言いなり、しもべ的な感じで自己主張はあまりしない方でした。姉もそれをいいことに、こき使っちゃってる部分があるかなとは思いますが。
それでも、次女は姉のことが大好きです。
なのに、姉は自分のことを悪く言ったり、からかったりします。姉も、どちらかというと自己肯定感は低いと思うので、自分に少し自信が無かったりするところもあるので、もしかしたら、妹を悪く言うことで自分の方が年齢だけではなく、すべてが上って思いたいだけかもしれませんが。
なにしろ、身長、体重、服や靴のサイズが同じなので。だから、姉は妹のことをライバル視しています。
だから、次女にとっては、「こんなに好きなのにどうしてわかってくれないの」状態で怒っているんだと思います。そして、弟は、まだまだ手がかかるので、それが「うらやましい」と思い、何かあったときの矛先が怒りとなって弟に行ってしまうのではないかと思いました。
私や主人の次女への対応を振り返ると、正直、穏やかとは言えなかったかもしれません。
次女は、優しすぎるあまり自己犠牲をするところがあります。また、周りの顔色を伺って話したくても話さなかったりします。(←自己肯定感が低い子の特徴だそうです)
次女が、年長の時に、長女が不登校直前でかなり家で荒れていました。だから、毎日私と長女のバトル、主人が長女に怒ったりなど、だいぶ家が騒がしかったです。だからこそ、次女は、私や主人の顔色を伺い、甘えたくても甘えられない、言われたことをしないと怒られるなど、しっかりしないと良い子にならないと、と言った気持ちが芽生えてしまったように思います。
まだまだ甘えたい時に、そんな思いをさせてしまい、本当に申し訳なく思っています。
また、小さいころから自分のことを自分で決められない、性格です。今はだいぶ良くなりました。幼稚園で、お遊戯会の役を決める時、みんなの希望を聞かれる時、次女だけ、何も決めれず、先生の補助があってやっと決められたと言った、誰かの助言がないと決められないといったこともしばしばありました。これも「自分に自信がなく、自分はなにがいいのかわからない」といった、自己肯定感の低い特徴だそうです。
だから、誰かの意見が、そこにあるので、ほんとにその意見で納得したのであればいいのですが、そうじゃない時もあるので、本人とってはさらに自己肯定感を下げる要因にもなっています。特に、姉とのやりとりで、姉の助言でいいといっておいても、そのことを忘れてしまい、後で「そんなこといっていない」など兄弟げんかをすることが多々ありました。
その「自分に自信がない」ことが、周りの目を気にしすぎてしまうことにつながるようで、
学校を遅刻するとき、宿題をしないで登校するとき、必ず「周りが気になって怖い」と言います。そんな時は、「今出来ることだけ考えよう」と声をかけています。
次女は、友達がいません。自己肯定感の低さは、社会性にも影響をおよぼすようです。
結局「自分に自信が無いから、声をかけれない」「声をかけられてもなんていっていいかわからない」からです。
次女は、以前、支援コーディネーターから「学習障害の疑い」はあるけれども、それ以外は年齢相応または上、との結果が出ていたので「何かが次女の良さを妨害しているんでしょう」と言われたことがあります。
その一つに、自己肯定感の低さは必ずあると思います。
また、最近、特に気になるのは「家から出ようとしない」
「ひきこもりになりたいな」とたまにちらっと言うようにもなってしまいました。
好きなボルダリングもしたいと、言わなくなりました。
幼稚園でほぼ毎日やっていた、渡り鉄棒。小学校では、2年生からOKで、とても楽しみにしていたのに、たった1回したきりしなくなったようです。
「やる気が無くなる。チャレンジをしなくなる」も自己肯定感の低さの特徴です。
買い物も、食料品だけなら一緒に行かなくてもいいのですが、衣服は、どうせ買うなら本人に決めさせたく、以前は一緒に言っていたのですが、それすらも「お母さん決めていいよ」と。
これは、本人に決めてもらいたいので、何とか言って一緒に出掛けています。
3歳児検診で、その時の医師の声掛けに無言だった次女。その際、医師から「自分の意見を言えないのは、家庭で問題がある」ようなことを言われたことがあります。私は「長女の口が達者で、次女が意見を言えない状況もある」と言ったところ、「結局、お母さんが長女にそんな対応をしているから、長女がまねしているんじゃないですか」と言われたことがあります。その時は、「私が長女の意見を聞いていないことはない」とちょっと頭に来てしまい、そんなことないと、なにも対応していませんでした。
その時に、子供への対応を振り返って直すべきところは直していたら、子供たちは、次女はもっともっと自分の長所を生かして明るい生活を過ごしていたのはないかと、とても後悔しています。
最近の次女の様子をみて、育児にちょっと距離を置いている主人ですが、さすがにまずいと思ってくれていて、主人も少しずつ対応を変えています。
次女は、なぜか主人をひどく恐れているからです。学校でテストで100点を取っているようなのですが、話はするけれど、一向に持ってくる気配がありません。
どうしてと聞くと、「お父さんに見せるのが怖いから」だそうです。
主人から、子供達には100点取ったら100円を上げると言われているのに、不思議でなりません。
なので、私も次女への対応を改めて行かなければなりませんが、次女が家で心から安心できるためには「主人の次女への対応」が要かなと思っています。